仲間と歩く、あみいの日記☆

双極性障害あみいのひとりごと~

不育症・私が子供に出会うまで

 

その始まり

 

 

こんな私にも宝物が。

 

それは中学生になる一人息子です。

20代後半で産んだ王子。

バカだって言われるくらい、それ異常だよって言われるくらいに

デレデレ。もう中学生なのに(笑)

 

そんな息子に会うまでに4年かかりました。

 

  

私は妊娠しやすく、20代で挙式を挙げた時に赤ちゃんは既に

4か月でした。

まさに幸せの絶頂。

 

そして定期健診のとき

6か月手前、ちょうど安定期になる頃でした。

 

そろそろ胎動っていうものを感じていいはずなのに

まだ感じなくて

 「赤ちゃんが動くのがわからない」って先生に問うた。

先生は「初産は分かりにくいもの。気付かないだけで元気に動い

てるはずよ」

 

そう言いながら私のお腹に超音波をあてたの。

 
そのとき、

  

 「んーー・・・赤ちゃんの心臓、動いてないねぇ・・・」

 

 って先生がぼそっと言った。

 

信じられなかった。

 

泣きながら診察室を出たのは何となく覚えているけど

その後はよく覚えてない。

 

  

人生で初めて味わった絶望と悲しみ。

 

  

毎日話しかけたり、お腹に手を当てたり撫でたり

大事に大事に気遣っていたことを思い出す。

愛おしく思っていた日々を思い出す。

  

何がいけなかったんだろう。

 

動きすぎたから?それとも食事が悪かったから?

なんでなんで?

 

いろんなことを思う。涙が出る。

 

もうお腹の中で赤ちゃんが大きくなっていたから

掻爬はできなので

 

自然分娩で

 

亡くなっている赤ちゃん、我が子を出産

いわゆる陣痛促進剤にて

死産をする運びとなりました。

 

1000グラムにも満たない我が子だったけど、

 

それでも、

 

死産であっても

 

我が子を産んだ私はママになりました。

 

死産の日 

うちの市内の産婦人科でも少々大きめなその綺麗な病院で


その日、小さな小さな我が子が誕生しました。

 

普通の自然分娩は自然に子宮口が開いてくるけど

私は初産なので、しかもまだまだ分娩時期じゃないから

子宮口は硬く硬く閉まっていて

 
自然に子宮口を開けるため、水分を含むと膨張して膨らむものを

子宮口に入れて

1センチになるのを待ちました。

 

その後、器具を使って強制的にグワーーーッと子宮口を広げるん

だけどこれがまた

声が出るほどに痛かった。。。こんな激痛感じたことない。

くらいの激痛。。

  

その後分娩室に移動して陣痛促進剤の点滴が始まった。

 

元旦那さんが付き添ってくれたけど、当たり散らしていたらしい。

だんだん痛くなってくる陣痛。

 

そこの産婦人科の分娩室は、横並びにいくつも分娩室があって

引き戸で仕切られていた。

 

だから隣では普通に妊婦さんがうーうーうなっているのが丸聞こ

えだった。

 

点滴しながらだんだん陣痛の痛みの間隔が狭くなってきて、

いてもたってもおられんで立ったり座ったり。

1000グラムにも満たない赤ちゃんでもこんなにも痛いのに

3000グラムってどんなんなんって思いながら痛みに耐えてい

たけど。

 

隣では看護師さんやら助産師さんの励ます声が

そしてやがて赤ちゃんが産まれたときの

「おめでとうございまーす!よく頑張ったね」

のスタッフの声とともに赤ちゃんの産声が。

 

なんともいえない気持ちだった。

 

私は亡くなった赤ちゃんを必死で産んでいる。

 

産まれた時は「おめでとう」

ではなく、「赤ちゃん出たよ」だった。

私の分娩室は、異様に静かだった。

 

あれほどに辛かったことは

あの頃の私には初めての体験だった。

  

私の赤ちゃんは

産んだ後、見せてはもらえなかった。

でも、「男の子だったよ」って先生が。

 

その後は何日が入院。

 
隣の病室から聞こえる赤ちゃんの泣き声が

たまらなかった。

夜中じゅう、涙が止まらなかった。

   

火葬のとき

私はまだ入院していてその場には行けなかったけど、

小さい小さい

「爪くらいの骨が残っていたよ。よかったね。」

って元旦那さんが。

それを小さな箱に入れて、ちゃんと納骨しました。

 

妊娠したら赤ちゃんは産まれるもの。

それは、決して当たり前なんかじゃなかった。

私はそのときはじめて知った。

  

それから4年にも渡る、私と元旦那さんとの

赤ちゃんを無事に産むための

あらゆる治療が始まった。

 

無事に赤ちゃんをこの世に出すための、長い長い道のり。

 

 

読んでくださって、ありがとうございました(●・ω・●)

 


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